ブルゴーニュのアリゴテ
ブルゴーニュの白葡萄と言えばシャルドネですが、アリゴテ Aligotéも少し(1,655 ha)(注)造られています。
日本ソムリエ協会のワインエキスパートの試験勉強で覚えたのは、アリゴテ = ブーズロンでした。ブーズロンという地区はアリゴテ100%にてブルゴーニュで唯一のAOCとなっているわけです。
2013年にブルゴーニュのニュイ・サン・ジョルジュのワイナリーを訪問し、そこでワインのテイスティングをさせていただいたときに、アリゴテの話がでました。
「アリゴテはブーズロンでしか作っていないのでしょう?」と聞いたら、「そんなことはない、いろいろなところで造っているよ」との返答でした。あれ、ブーズロンだけじゃないのと、???でした。
後で調べてみると、AOCのアリゴテは、確かにブーズロンだけですが、AOCでないアリゴテのワインではあるのですね。このニュイ・サン・ジョルジュあたりでも造られていることがわかりました。クレマン・ド・ブルゴーニュのような発泡酒につかわれているとのこと。
(なんと、あの仲田晃司さんもアリゴテでワインを造っていると最近知りました。)
先日テイスティングしたThibault Liger-Belair ティボー・リジェ・べレールのBourgogne Aligoté Le Clos des Perrières la Combe 2014には驚きました。濃いイエローで、熟成度が高そう。ナッツ系でアロマティック。第1アロマが強い。アタックはドライで酸味もあり、余韻はスッと切れる感じ。これがアリゴテでした。こんな造りもあるのですね。