KIOTOPARISの日記

Wineと日本酒、その他楽しいこと

レストランにワインを持ち込む「3原則」

f:id:KIOTOPARIS:20180115135252j:plain

 

 

レストランにワインを持ち込むケースがあります。

私の場合、ワイン会の場所の選択は、持ち込みを許してくれるレストランかどうかなります。

 

持ち込みには「3原則」があるといいます。

(参考:「神の雫 30巻巻末」)

 

① 「レストランにあるワインは持ち込まない」 

レストランのワインリストは市販価格の3倍くらいになっている場合が殆どです。そのため持ち込み料を払っても安く上がることは十分あり得ます。しかし、これはやはりセコイですね。

 

(レストランのワイン価格について世界でも有名な東京の某高級ホテルでソムリエの責任者をしている方に確認したら、ワインリストの価格が市販価格の3倍になるのはホテルでは仕方がないとのこと。理由はホテルの間接部門の経費も出さなくてはならないためとのことでした。

約3倍というのは世界中ほぼ共通なので、特に日本の比率が高いわけではないのですが、日本では輸入ワインのお値段がもともと高いので、ホテルのワインは最終的にはとても高額になるのですね。)

 

② 「どこでも売っている安ワインは持ち込まない」 

基本は、高級ワインには高級料理となります。創造性があり芸術性の高い料理にはそれなりのワインがバランス上、合ってきます。ワインの値段そのものがワインの価値ではないですし、安くて美味しいワインは確かに存在します。それでも、1本680円のワインをフレンチレストランに持ち込んでも、多分、全く料理とワインのharmony(マリアージュ)は期待はできないですね。

 

③ 「持ち込んでいいのは高級ワインや稀少ワイン」 

高級ワインの定義は難しく、ワインを飲まれる方のポリシーにもよりますが、リカーショップの特売場で手に入るものではないのは確かでしょう。

 

そして、お店の方にも一緒に味わってもらうように、最初に一言言ってあげると、(ワイン好きな)シェフやソムリエ(OR ソムリエ―ル)からはとても喜ばれます。そして、ワインに対して貴重なコメントを戴けることがあるので、これは有難いですね。

 

持ち込み料(英語で言うcorkage)はピンキリで、1本当たり普通1,000円~2,000円。一流ホテルでは軽く3,000円以上です。大阪で一番高いのはRホテルでは1本4,500円でした。また、東京の皇居近くの某一流ホテルでは、ホテル・レストランのワインリストの最低料金が持ち込み料になっていると、そこで働いているソムリエさんが言っていました。もしそうなら、1万円とか??  OMG!

 

New YorkのTime Warner Center 4階にあるPer SeというAmerican French Restaurantではなんと1本90ドルのcorkageだそうです。私はこのレストランは行ったことはありませんが、Wine Spectator August 31, 2012の情報ですので、今はもっと高くなっているかもしれません! 

 

1本1万円以上も持ち込み料を払って、レストランで飲むワインとはどんなワイン??、そして誰と??、どのようなsituation?? 想像するのが楽しいですね。特にどんなワインを飲むのかは、とっても興味がありますね。