KIOTOPARISの日記

Wineと日本酒、その他楽しいこと

フランス ワイン旅行 DAY 19 - Louis Jadot訪問

 

♡♡♡ Louis Jadot訪問!

今日はLouis Jadot訪問です。3月にOffice de Tourisme BeauneにメールでLouis Jadotワイナリー訪問希望のメールを出したら(ホントに直ぐに)返事が来て、5月29日午後3時からのアポが取れました。wineryとcellartの見学、tastingがついて1人20ユーロ。

 

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最初は駅近くのAppartementからLouis Jadotまで歩いて行こうと思っていましたが、Office de Tourismeで聞いたら5 kmはあるとのことで、タクシーを勧められました。流しのタクシーはないので予約は必須。タクシー(殆どが個人タクシー)の番号リストをもらったのですが、英語では受け付けられず最初のタクシーは断られ。Appartementの管理人さん(オーナー?)にタクシー会社の予約を取っていただき、OK。

 

Beaune駅に2時半のタクシー予約でしたが、10分前にはタクシーが到着。10分もかからずLouis Jadotに到着。メータータクシーで料金は7.60ユーロ。運転手さんは英語を話しました。

 

3時まで時間があったので、売店を見て回りました。やはり日本での価格よりは安いようです。3時になると人が集まり、結局14名ほどの団体。台湾からの若い方が6名ほど。このうち3人の女性は結構ワイン通のようで、いろいろ質問をしていました。

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最初に大きな醗酵室に通されました。葡萄畑毎にそれぞれのタンクで発酵しているとか。ステンレスタンクと樽発酵。熟成は新樽比率1/3で、樽は1か所から購入し、こちらのリクエストに従って作ってもらっているとか。焼き方はMedium roastで4年ほど使うとか。

 

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年に100万本くらいの製造だそうですが、10ユーロ台の廉価ワインでもLouis Jadotのポリシーにきっちり合致させ、品質にはかなりの拘りがありそう。2012年に醸造責任者が40年務めたジャックラディエールさんからフレデリックさんに交代しましたが、交代で何か変わったか?と聞いたら、団体の他の方たちがいるにも関わらず熱が入った丁寧な説明でした。ポイントはこれまでの伝統や品質を維持しながら、コルクの管理とかの細かなところに入っているとのこと。

 

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tastingは白4種。3本が2014年で、1本が同じワインの2015年。違いがはっきりしていて面白い。赤3種。最後の赤はVougeot Grand Cru 2011。このレベルになると、流石にスパイスもあり、複雑な感じ。

 

いろいろ質問にも答えてもらったし、説明、degustationもよかった。早く到着して売店を回ってtargetを決めておいたので、すぐにBeaune Grand Cru 2008を1本購入。

 

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終了は、5時半頃になり、すっかり晴れ上がった夕方の陽光のなか、歩いて帰りました!

 

♡♡♡ ホテル・デュー再訪!

ところで、Louis Jadotのtasting迄に時間があるので午前は、当初は見学の予定がなかった(5年前に行っているので)オテル・デューに行きました。今日は月曜日で小雨のせいか観光客は少なかったのですが、見学のポイントはここのオープン(午前9時)直後に行くことです。遅くなると団体客が多くなり、うるさいし、混雑するし、いいことはありません。ここのオーディオガイド(勿論日本語あり)は無料で、非常によくできています(むしろ説明が長いくらい)。

 

やはり面白いのは医学の面ですね。当時は、治療法といえば、瀉血、浣腸、食事療法とのこと。修道女が努力を重ね看護ができるようになり、更に勉強して薬学や医学に進むような時代。ズラリそろった薬棚の薬品(?)をみると、今の新薬からは別世界ですが、当時はこれでも最先端だったのでしょうね。

 

2度目の訪問でも随分忘れたこともあり、訪問してよかった。これも神の思し召しと、家内から勧められるまま(買わなかったという後悔の話を聞きたくなかったようで)オスピス・ド・ボーヌのBeaune 1er Cru 2013の赤を買ってしまいました。55ユーロ。ここではオスピス・ド・ボーヌはいろいろな種類があり、他より安そう。

 

ワインがあるのは最後にある売店です。セラーは鍵がかかっていて、すぐ近くの係員の方に購入したい旨伝えると、すぐセラーを開けて出してくれます。5年前は普通に陳列されていたような記憶です。買いたい人だけにアクセスができるようにしたのかもしれませんね。

 

Corton Charlemagne Cuvee Francois de Salins 2011が149ユーロで売っていました。シャルルマーニュがお好きな方、ここのワインを買うとここに寄付をした形にもなります。

 

フランス ワイン旅行 DAY 18 - 現地のスーパー、カリフールCarrefourに

♡♡ 今日は日曜日

Beauneボーヌは人口が22,600人とのことですが、観光客が多いのでしょうね(Nuits-St-Georgesは5,618人、Dijonの人口は155,900とのこと)。

昨日土曜日の人出と比べると、今日は随分と少なくなっていました。

 

♡♡ カリフールでワインを‼

多くのお店は日曜日なのでお休み。街はやはり静かです。

今日は現地Beauneにある大型スーパーCarrefourに行きました。

 

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ここは5年前にBeauneに来た時に散歩の際、偶然にたどり着き、ワインの数とセレクション、そしてワインのレベルに驚いたものでした。そしてChambertin Grand Cru(Camusの黒いエチケットのワイン)を1本買ったものでした。80ユーロ位だったと記憶しています。少し埃にまみれた最後の1本でした。

 

♡♡ 幼子イエスがビロードのパンツを履いて...

このChambertin Grand Cruは友人が遊びに来た時に一緒に飲んでしまいました。

 

フランスでシャンベルタンを称える表現として、「幼子イエスがビロードのパンツを履いて (en culotte de velour) 喉から滑り降りる」というのがありますが、それに近かったですね。多分最高のChambertinはビロードのパンツがシルク製になるのでしょうが。

 

今回はCarrefourに是非行ってみようと、事前に場所を調べ、日曜日の営業時間を確認し(午前8時半から12時半まで)、ワインを買いに行きました。

 

やはりワイン売り場は素晴らしい。ごく少数イタリア等の非仏ワインも置いていますが、一応フランス各地のワインがあり、ブルゴーニュのセレクションはパリの大型スーパーよりも種類が豊富で、レベルも高かったです(40ユーロ以上もする高級ワインが多いという意味で)。

昨日行った近くのスーパーは割と庶民的でした(数少ない高いワインはケースに入って鍵がかかってるし!係員は来ないし、どうしろっての?)。

 

★★ シャブリには行けなかったけど...

今回の旅行ではオーセールAuxerreとシャブリChablis地方への訪問を計画していたのに、国鉄ストのため日程的に厳しくなり、行けなくなってしまいました。そんな訳でChablisのGrand Cruは是非とも欲しかったものです。パリのスーパーで手に入るかどうかわからないし。

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ワインの勉強をされた方には常識的なことですが、Chablis Grand Cruは7つあり、面積は全部で105 ha、生産量は5,200ヘクトリットル(この単位は最初戸惑いましたが、ワインの世界では普通なのですね)。

 

中でもVaudesirヴォーデジールとLes Closレ・クロ、そしてGrenouillesグルヌイユ(名前がカエルからとか)が特に有名だそうです。(他のGrand Cruがお好きな方はごめんなさい。私も7種全部飲んだ訳ではないので...)

 

フランスのワインガイドである、Le Guide Hachette des Vins 2017によると、ChablisはGrand Cruといえどもまだまだ安価で、15~20ユーロクラスもあるとのことですが、実際はお目にかかれません。どうしても30ユーロ近くからになりますね。高いのでも75ユーロまでになっていますが、実際のワインショップではどうでしょうか。モンラッシュ等と比べると、コスパは抜群ですね。

 

今回でCarrefourで購入したChablis Grand Cruは1本40.20ユーロ。日本ではこのお値段では完全に無理ですね。2014年です。

 

Grand CruやPremier Cruの味は「貫禄があり、強靭」、「10年ほど寝かせると独特のうまみのある酸味が入り込み、緑色を帯びた黄金の瞳が意味ありげに輝くようになる」(The World Atlas of Wine 7th Edition)と、ワイン好きが聞いたら、思わずゴクンなるような表現になってます。2014年なので10年というと、2024年!じっくりと待ちますか。

 

ただもうスーツケース等で運ぶのは一杯になっていて、あまり余裕がありません。そこで、小さなバックパックを買いました。19ユーロ。ワイン3本はOK。まさにワイン買い出し部隊になってしまいました。

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♡♡ Charmes-Chambertin Grand Cru 2008もゲット‼

CarrefourでChablisを3本、Charmes-Chambertin Grand Cru 2008を1本(こちらは87.90ユーロと今回購入したワインでの最高価格を更新)と、ワインを4本買って、ここは終了。

 

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Gevrey-ChambertinのGrand Cru仲間ではChambertinがトップで、Chambertin Clos de Bezeが続くといいます(これらはカリフールでは売っていません)。Charmes-Chambertinは生産量は年間100ケースとレアのようです。

 

ワインは、あとは、明日訪問を約束しているワイナリーで試飲をしたら、ここでパリに戻る前での最後の1本を購入かな。

 

 

フランス ワイン旅行 DAY 17 - Beauneボーヌ

Beauneへの移動

今日はNuits-St-GeorgesからBeauneへの移動日です。

昨日、管理人さんに「チェックアウトの時間を遅くしてもらえません?」と聞いて、問題ないようでした。

なんか嬉しそうに明日は(今日のこと)「シャンパーニュに行くんだ」と言ってました。「部屋の鍵は?」と聞くと、「郵便箱に入れといて」だって。

 

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バス44番を利用

Nuits-St-Georgesの中心地から国鉄の駅までガタガタ歩道を重い荷物を持って移動するのは本当に疲れるので勘弁してほしいと思っていたら、ぱっとアイディアが浮かび、「あのバス路線44番では?」となりました。

 

荷物4個を持ち、13:14のBeaune駅行きバスをNuits-St-GeorgesのMarcheにて待つ。

ここはOffice de Tourismeのすぐ近くです。この後でNuits-St-Georgesの駅に留まります。

 

バスが満員だったらどうしよう?と思いながら。Dijon駅12:30発バスはほぼ定刻に到着。降車口から荷物を載せようとしたら、女性の運転手(ワンマンバスですね)が出てきて、「Non! Non!」。

 

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どうなることかと思ったら、バスのサイドの荷物置き場を開けてくれました。これは本当に助かりました。親切な運転手の方でした。

 

料金は区間同じ料金で、一人1.5ユーロ(これは安いですね!)。

このバスの混み具合は半分くらい。手荷物を全く持たない若い女性3人組がボーヌまで乗っていましたので、現地の方が結構この路線を利用しているのでしょうね。

因みに、途中で降りたい場合はバスの前方にあるボタンを押して知らせます(日本のようにすべての座席に降車ボタンはありません)。

 

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ニュイ・サン・ジョルジュからLadoix-Serrogny, Aloxe-Corton, Chorey-les-Beauneなどの葡萄畑を見ながら、一路ボーヌへ。葡萄畑には結構癒されますね。

 

Beauneでは城壁をグルリと回るようなルートで、終点のBeaune駅に到着

少し休憩の後、近くのスーパーに買い出し。流石にブルゴーニュのワインは豊富。結局2回買い物に行き、今日、明日、明後日の分のワイン4本(1本はシャンパンのhalf bottle)を買いました。

 

ボーヌは観光地化、そしてワインショップだらけ!

Beauneの中心地(オスピス・ド・ボーヌ辺り)に行ったら、人だらけ。そしてワインショップだらけ。ワインの価格は高めですね。観光客にいいお値段で売れて、いいご商売なのでしょうね。

パリのオーシャンでも高級ブルゴーニュがめっきり少なくなっているのは、このような現地のワインショップにドンドンワインが流れているのかもしれません。

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5年前に泊まった中心部広場に面したホテル(実際はアパルトマンですよね)は影も形もなくなり、ワインショップに変わってました。Nuits-St-Georgesの街のあの静かさは嘘みたい。

 

BeauneはバスでNuits-St-Georgesから30分程なのに、全くの別世界ですね(駅のすぐ近くのこのAppartement辺りは人も少なく、かなりのどかですが)。

 

明日からボーヌ and its areaを探検!

フランス ワイン旅行 DAY 16 - Nuits-St-GeorgesにてCassissium訪問

♡♡♡ カシス!

Nuits-St-Georgesはワインも有名ですが、カシスの産地としても有名です。

SNCF国鉄Nuits-St-Gerorges駅(Gare) の反対側(今滞在しているAppartement側からみて)に「Cassissiumカシシウム」というカシスの博物館があり、製造現場の見学もできます。

 

SNCFの線路をまたぐ歩道橋は閉鎖されていますので、駅の反対側のホームに行く地下道を通っていきます(誰でも自由に通れるのです)。駅から徒歩5分程。

 

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入館料は1人9.5ユーロ。2年前の「地球の歩き方」では8.5ユーロとの記載がありますので、値上がりしたのですね。(Nuits-St-GeorgesのOffice de Tourismeで事前にticketを買うと1ユーロ引きで、8.5ユーロでした)

 

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カシスの説明・展示(カシスといってもいろいろな種類があるのです)のコーナーがあり、その後ブルゴーニュのカシスの歴史の映画。そして、ガイドさんによる製造過程の説明です。

 

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私たちはフランス人グループに入ったので、日本語のオーディオ案内デバイスでの説明(内容はかなり簡潔になっている)。そして最後は試飲Degustation!

 

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♡♡♡ 試飲Degustation!

Degustationではマドモワゼルが英語対応で、私たち二人の専任状態。「英語が上手くなくてごめんなさい」と言いながら、一生懸命カシスの種類や飲み方(ブルゴーニュの白のアリゴテを加えて飲むとか)を説明してくれました。

 

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「最初は9.5ユーロの価値なんてないな」と思っていましたが、「Cassissiumカシシウム」はよかったです。Nuits-St-Georgesまで来る日本人は少ないでしょうし、ましてこのカシシウムまで足を運ぶ人は更に少ないでしょうけど。価値はありますよ。場所もわかりやすいし。

 

ついついMarc Hospices de Beauneのオー・ド・ヴィーを買ってしまいました。これはアルコール度数45%。

 

Nuits-St-Georgesの近くに来られたら、Cassissiumに是非寄ってみてください。

フランス ワイン旅行 DAY 15 - Romanée-Conti畑に行く

今日は、今回のフランス旅行の大きな目的の一つである、「Romanée-Conti畑へ歩いていく」というのをチャレンジ!

 

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♡♡♡ 午前中スタート

今日もブルゴーニュは快晴。日中は24℃くらいに暑くなるというので、午前中に行ってみることにしました。午前9時半に家内と二人でウォーキングスタート。

 

昨日はNuits-St-Georges村の外れ(Vosene-Romanée村の入口)まで行きましたので、その先ですね。下の写真のところから入り、右側の道を歩きます。

 

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♡♡♡ 今回で2回目!

実はRomanée-Conti畑は5年前に来たのです。6人のミニバスツアーで、アメリカ人夫婦、オーストラリア人夫婦と一緒でした。米・豪のカップルは、お話しぶりからはワインの知識は(失礼ながら)あまりないようですが、結構高いワインを飲んでいるようでした。オーストラリア人の方は外科医とか。

 

このツアーでRomanée-Conti畑に連れて行ってもらって、写真も撮ったのですが、何か消化不良でした。5年前は本格的にワインの勉強を始めたころですが、Côtes-d’Orのアペラシオンの順番(Marsanny ,Fixin, Gevery-Chambertin, Morey-St-Denis, Chambolle-Musigny..と続くやつ)もうろ覚えのレベルで、Romanée-Conti畑はツアーで「行っただけ」、「見ただけ」でした。

 

それで、今回はNuits-St-Georgesから畑を見ながら歩き、Vosne-Romanée村にたどり着き、そこからRomanée-Conti畑に行こうというものなのです。

 

D974を北上します。Nuits-St-Georgesの外れまでは一応ちゃんと歩道があるけど、Vosne-Romanéeからは車線に線を引いただけの歩道(と呼べる?)。

 

猛スピードで走ってくるトラックも多いので、歩道がなくなったところで、左折して農道に入ります。あとは、一路Vosne-Romanée村を目指します。

 

♡♡♡ 葡萄畑の中を歩く

途中葡萄畑の手入れをしている農作業の方に何人も会いました。今はまだ葡萄の花が咲く前で、葡萄の樹(1 mくらいの間隔)の間の除草をしているのが見られました。葡萄の樹を真ん中にして2つの間を機械で掘っていくものや、葡萄の樹の直ぐ近くまで土を掘り返す機械もありました。

 

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葡萄畑に囲いをして鶏を飼っているところもありました。合鴨での水田管理のようなものですかね。

 

なんと、Vosne-Romanée村の直ぐ近くでは馬を使っているところもありました。

 チョット小さいですが、見えますよね!

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葡萄つくりもお米つくりもなんかとても似ていて、非常に親近感を感じます。

 

Vosne-Romanée村はとても小さな村ですが、立派なお屋敷が何軒もありました。あの有名なLeroyのお屋敷があったり。これはVosne-Romanée村の中心部で教会があるところの案内図です。

 

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日本から持参した「コート・ドールワインを知る ブルゴーニュ アペラシオン完全ガイド(美術出版社)」が非常に役立ちました。写真で取り込んでもいいですね

 

Vosne-Romanée村まで来ると、La Tacheを通り過ぎて、La Grand Rueを左に見て、あの十字架を目指します。

 

Nuits-St-Georgesから4,600歩、2.8 km程で夢にも見たRomanée-Conti畑に到達。

平日の午前中ということもあり、我々以外は3名。日本人女性のガイドさんと日本人ご年配のご夫婦だけ。親切にも我々の写真を撮ってくれました。

 

♡♡♡ 前回、桜の木(?)と思ったのが

前回来た時にRomanée-Conti畑とRomanée-Saint-Vivant畑の間にある木が気になってました(オヤジギャグではありません)。桜の木かなと思っていましたが、今回よく見るとサクランボが付いていました。サクランボの木だったのですね。

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帰りも元来た道を歩いて帰りました。

 

夏は無茶苦茶暑そうです。熱中症の対策をとって歩かないと、干からびそう。

 

♡♡♡ 行き方?

お勧めルートはNuits-St-GeorgesからD974を北上し、途中から畑を歩くか(事前に上記ガイドブック等で位置関係の確認をお勧めします)、44番バスでVosne-Romanée村まで来るかですね。フランス国鉄の駅からは遠いようです。

 

是非、葡萄畑を散策なさってください!

フランス ワイン旅行 DAY 14 - Nuits-St-Georgesをベースに探検

Nuits-St-Georges ニュイ・サン・ジョルジュ

昨日フランス国鉄SNCFにてDijonからNuits-St-Georgesに到着でした。

ここのOffice de Tourismeで教えてもらったスーパーで買い物。これがそのスーパーマーケットです。流石にブルゴーニュのワインが沢山おいてありました。

 

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疲労困憊のなか、シャンパン、チーズ(コンテとGaugryのチーズ2種)、パエリア、アメリカンチェリー、イチゴ、種なし葡萄(なんでこの時期?と思いきや南アだと)、生ハムを食べて元気回復。

 

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♡♡♡44番バス

Appartementから50 m程先にあるOffice de TourismeにRomanée-Conti畑への行き方と、駅までのバスを聞く。昨日スーパーを教えてくれたと同じアフリカ系フランス人のマドモワゼルで、バス停(Office de Tourismeから50 mくらいのところ)まで連れて行ってくれて教えてくれた。とっても親切でした。

 

よ~くバス時刻表をみると、なんとあの(超)有名な44番バス。

これはブルゴーニュの銘酒街道を通るバスで、右側の座席に座っていると、Fixin, Gevery-Chambertin, Morey-Saint-Denis, Chambolle-Musigny, Vougeot, Vosne-Romanéeなどの有名葡萄畑がドンドン現れるというもの。

 

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これでDijonからNuits-St-Georgesのこのバス停までバスでくれば、簡単だったのにね!

Dijon駅からBeaune駅までのバスの始発は6時半。1日8便(うち1便11:40発は日曜・祝日のみ)。最終19時5分。(下の写真がバス停です 結構クラシックですね)

 

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Beaune駅からDijon駅行きは9便。始発は6時10分。最終18時10分。

 

♡♡♡ワイン畑

Romanée-Conti畑には明日午前中でもゆっくりと行ってみようと思い、今日は下調べ。あの有名な銘酒街道D974号線を北上。この道路は片側1車線ながら、かなり交通量が多い道路。歩道との段差が10 cm程度で、すぐそばを猛スピードのトラックが通っていく。途中で44番バスを見たけど、ガラガラ(というか乗客が見えなかった)。今の時期だけなのでしょうね。フランス国鉄のストもあるし。

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Nuits-St-Georgesの村の外れまで行き、Vosne-Romanée村には少し入った。

わざわざ日本から持参した「ブルゴーニュ アペラシオン 完全ガイド」によると、Aux Athese, Aux Tuyaux, Aux Herbuesの葡萄畑を通ったらしい。そしてLa Croix BlancheというVosne-Romanée村の葡萄畑まで行ったようだ。これらはGrand CruやPremier CruでなくVillageの格付け葡萄畑。

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左手の奥には、昨日行ったスーパーとSt. Symphorien教会が見える。これがあると遠くからでも目印になり、葡萄畑で遭難することはないでしょう。

 

♡♡♡St. Symphorien サン・サンフォリアン教会

そしてスーパーの先にあるSt. Symphorien教会にも行きました。

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教会の内部にも入れました。

 

その後スーパーに立ち寄り、一番お値段が高かったオスピス・ド・ボーヌのポマールを1本(&今晩飲み用のシャンパン、half bottle!)を入手。このボトルは肉厚で結構重いのです。2014年なので、あと10年は寝かさなきゃイケナイかも。

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フランス ワイン旅行 DAY 13 - いよいよBourgogneへ

ブサンソンからニュイ・サン・ジョルジュへの移動

ブサンソンを後にし、フランス国鉄のTER(Transport Express Régional=地域急行輸送)にてブサンソンからブルゴーニュへ移動。

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1時間ほどでDijon到着。Dijonは2008年(多分)と2013年に来たことがあり、今回で3回目になります。

駅周辺の状況はあまり変わらず。駅地下の連絡通行路へはエスカレーターがあるため、問題ないけど、何故か連絡通路からホームの上がるのは階段だけ。これは重い荷物があると結構疲れます。ご注意の程。

 DijonからNuits-St-Georgesニュイ・サン・ジョルジュまでは所謂、各駅停車の列車。出発から18分程で到着。途中でシャンベルタンやヴォージュ駅を通ります。この線にも乗ったこともあり、Nuits-St-Georgesにも1度来たことがあるので、多少の土地勘はあり(の筈でした)...

 

Nuits-St-Georgesとは?

今回の旅行ではNuits-St-GeorgesのAppartementだけが駅から遠く、町の中心地にあります。理由は駅の周りにはほとんど宿泊施設がないため。

Nuits-St-Georgesの人口は2009年の統計では5,618人。Beauneボーヌは22,600人なので、随分と小さな町です。

 

駅は無人(多分)。駅をでて通りを直ぐに左に曲がり、あとは道を直進で1 kmほどで町の中心街に付きます。歩道は何故かボロボロ状態。観光拠点でもなさそうだし。

途中にある病院の前100 mくらいは何故か綺麗に舗装されているけど。

 

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Nuits-St-Georgesに観光 or ワインの旅に来るような酔狂な人はとても少ない模様。

前回5年前の9月に来た時も、Beauneは観光客で一杯だったけど、Nuits-St-Georgesはガラガラでした。今回は5月ということもあり、またフランス国鉄ストの中ということもあってか、更に少ない感じ。何しろ、道路に車もあまり通っていません。

 

Appartementを探しまくり...

予約したAppartementは街中の中心でOffice of Tourismの直ぐ近くの筈だけど、見つからない。Appartementの案内も何もない。Appartementに電話して、「多分Appartementの前にいます」と英語で言ったけど、あまり伝わってないよう。

小雨も降りだし、困っていたら、家内が「隣の不動産屋から人が出てきたみたい」とのこと。

 

この人が管理人(or owner?)でした。案内されて入っていったところは石の階段の家。お化けがでそうな感じ。日本で言えば2階。重い荷物を持っての移動はきつかったけど、管理人さんが手伝ってくれました。

 

案内されたところはなんと、街の中心の時計台が目の前に見える部屋(多分ベストな部屋)。床は木(チーク材?)のフローリングで快適だけど、故か床が全体的に左に傾斜してる感覚。窓の扉をみても左に隙間が大きくなっているから、多分そうなんでしょう。

 

 

それでもワインは大当たり!

一休みする間に雨は上がり、また快晴になりました。Office of Tourismで行き方を聞き、スーパーに到達。

 

な、なんと、ワインが無茶苦茶豊富。何故かワイン売り場が3か所(marketing上やってるのか?)とハードリカー売り場があるというスーパー。

 

嬉しいことにVin JauneのChateau Chalonも2種類あり。ブルゴーニュワインに至ってはワイン売り場の半分。シャンパンも結構豊富。やはりパリのオーシャンより安いですね。

いくらでも買いたい気持ち。

 

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とりあえず、今日・明日飲む分は確保。今晩は先ずは、シャンパンを空けました。