KIOTOPARISの日記

Wineと日本酒、その他楽しいこと

ワイン会を楽しもう(2)

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ワイン会では各自ワインを持ち込み、持ち込んだワイン代の清算はしないことが多いですね。

 

今回は持ち込みワイン価格を自己申告していただき、平均価格の差額を参加者で清算するという方法を取り入れてみました。

 

参加者10名、持ち込みワイン10本です。下記がワインと「申告価格」、「差額」です。

 

参加者

ワイン名

申告価格(円)

差額(当日清算

Note

Y夫妻

Champagne Perrier-Jouët NV Brut

3,500

-2,070

お二人で4,140円支払

Y夫妻

Champagne Perrier-Jouët NV Brut

3,500

-2,070

K夫妻

Le G De Chateau Guiraud 2017

2,200

-3,370

お二人で3,060円受取

K夫妻

LUCE Della Vite Toscana 2013

12,000

6,430

YN

Beau Paysage Tsugane La Bois 2013

6,000

430

430円受取

OK

Evening Land Chardonnay Seven Springs

6,000

430

430円受取

N

Vintage Tunina Jermann 2015

8,500

2,930

2,930円受取

OT

Montevetrano Colli di Salerno 2013

5,000

-570

570円支払

AO

Champagne Des Amoureux Rosé Brut NV

7,500

1,930

お二人で2,140円支払

AM

Vinceller 2017

1,500

-4,070

 

 

 

 

 

合計

 

55,700

0

 

平均価格

ワイン金額÷10名

5,570

 

 

 

支払いとなる金額は幹事が事前に現金で用意し、当日支払。受け取る場合も当日集金しました。

 

課題は、

1)     価格は100円単位の自己申告価格にしましたが、ワインを購入する方法、申告価格設定は各人バラバラです。例えばBeau Paysage Tsugane La Bois 2013を持ち込んだ方は幸運にも抽選のルートで購入できたためその時の購入価格にしていますが、オークション等では1本23,000円程にもなっています。Montevetrano Colli di Salerno 2013の5,000円は格安ですし、シャンパンのChampagne Perrier-Jouët NV Brutも1本3,500円なら結構いいお値段と思います。半面、ワインショップ等で購入された場合は、全く普通のお店の価格設定ですね。この差が出てしまいます。

2)     当初の予定では平均ワイン価格を5,000円台にと思っていて、それはOKでした。そしてレアワインがかなり集まりました。半面、申告価格が分かると、「自分ならその価格では購入しない」ということもありますね。

3)     幹事或いは(その会の)ワイン担当者が全てワインを用意し、ワイン代を各人均等に負担するという方法もありますが、今回のようにかなりのレアワインを仕入れ値で確保できるというような機会は貴重です。

 

結論として、レアワインを市場価格と比較して超安値で出していただくということは(損はしていないとは言っても)常時期待はできませんが、参加者に納得がえられるようであれば、このような方法はタマにはいいでしょうね。

 

1本、超高価なワインをみんなで味わいたいときには、そのワイン価格を均等負担という手もあるでしょう。

 

国際的に有名な某ソムリエのお話では、ワイン価格というのは購入価格ではなく、実勢価格であり、「ワインは現金と同じ」、というような趣旨をお話しされていました。

 

従って、Beau Paysage Tsugane La Bois 2013が6,000円というのは、本来は無理筋ですよね。

(このお値段で出していただいた方に感謝です。そのご本人は、Tsuganeが「カルトワイン化」していることには大いに憤りがあるようで、この機会に参加者のみならずサーヴしてくれたソムリエさんにも味わっていただきたかったようです。)

 

皆さま、いかがだったでしょうか? ご参考になれば幸いです。