フランス ワイン旅行 DAY 18 - 現地のスーパー、カリフールCarrefourに
♡♡ 今日は日曜日
Beauneボーヌは人口が22,600人とのことですが、観光客が多いのでしょうね(Nuits-St-Georgesは5,618人、Dijonの人口は155,900とのこと)。
昨日土曜日の人出と比べると、今日は随分と少なくなっていました。
♡♡ カリフールでワインを‼
多くのお店は日曜日なのでお休み。街はやはり静かです。
今日は現地Beauneにある大型スーパーCarrefourに行きました。
ここは5年前にBeauneに来た時に散歩の際、偶然にたどり着き、ワインの数とセレクション、そしてワインのレベルに驚いたものでした。そしてChambertin Grand Cru(Camusの黒いエチケットのワイン)を1本買ったものでした。80ユーロ位だったと記憶しています。少し埃にまみれた最後の1本でした。
♡♡ 幼子イエスがビロードのパンツを履いて...
このChambertin Grand Cruは友人が遊びに来た時に一緒に飲んでしまいました。
フランスでシャンベルタンを称える表現として、「幼子イエスがビロードのパンツを履いて (en culotte de velour) 喉から滑り降りる」というのがありますが、それに近かったですね。多分最高のChambertinはビロードのパンツがシルク製になるのでしょうが。
今回はCarrefourに是非行ってみようと、事前に場所を調べ、日曜日の営業時間を確認し(午前8時半から12時半まで)、ワインを買いに行きました。
やはりワイン売り場は素晴らしい。ごく少数イタリア等の非仏ワインも置いていますが、一応フランス各地のワインがあり、ブルゴーニュのセレクションはパリの大型スーパーよりも種類が豊富で、レベルも高かったです(40ユーロ以上もする高級ワインが多いという意味で)。
昨日行った近くのスーパーは割と庶民的でした(数少ない高いワインはケースに入って鍵がかかってるし!係員は来ないし、どうしろっての?)。
★★ シャブリには行けなかったけど...
今回の旅行ではオーセールAuxerreとシャブリChablis地方への訪問を計画していたのに、国鉄ストのため日程的に厳しくなり、行けなくなってしまいました。そんな訳でChablisのGrand Cruは是非とも欲しかったものです。パリのスーパーで手に入るかどうかわからないし。
ワインの勉強をされた方には常識的なことですが、Chablis Grand Cruは7つあり、面積は全部で105 ha、生産量は5,200ヘクトリットル(この単位は最初戸惑いましたが、ワインの世界では普通なのですね)。
中でもVaudesirヴォーデジールとLes Closレ・クロ、そしてGrenouillesグルヌイユ(名前がカエルからとか)が特に有名だそうです。(他のGrand Cruがお好きな方はごめんなさい。私も7種全部飲んだ訳ではないので...)
フランスのワインガイドである、Le Guide Hachette des Vins 2017によると、ChablisはGrand Cruといえどもまだまだ安価で、15~20ユーロクラスもあるとのことですが、実際はお目にかかれません。どうしても30ユーロ近くからになりますね。高いのでも75ユーロまでになっていますが、実際のワインショップではどうでしょうか。モンラッシュ等と比べると、コスパは抜群ですね。
今回でCarrefourで購入したChablis Grand Cruは1本40.20ユーロ。日本ではこのお値段では完全に無理ですね。2014年です。
Grand CruやPremier Cruの味は「貫禄があり、強靭」、「10年ほど寝かせると独特のうまみのある酸味が入り込み、緑色を帯びた黄金の瞳が意味ありげに輝くようになる」(The World Atlas of Wine 7th Edition)と、ワイン好きが聞いたら、思わずゴクンなるような表現になってます。2014年なので10年というと、2024年!じっくりと待ちますか。
ただもうスーツケース等で運ぶのは一杯になっていて、あまり余裕がありません。そこで、小さなバックパックを買いました。19ユーロ。ワイン3本はOK。まさにワイン買い出し部隊になってしまいました。
♡♡ Charmes-Chambertin Grand Cru 2008もゲット‼
CarrefourでChablisを3本、Charmes-Chambertin Grand Cru 2008を1本(こちらは87.90ユーロと今回購入したワインでの最高価格を更新)と、ワインを4本買って、ここは終了。
Gevrey-ChambertinのGrand Cru仲間ではChambertinがトップで、Chambertin Clos de Bezeが続くといいます(これらはカリフールでは売っていません)。Charmes-Chambertinは生産量は年間100ケースとレアのようです。
ワインは、あとは、明日訪問を約束しているワイナリーで試飲をしたら、ここでパリに戻る前での最後の1本を購入かな。