J.S.A. SAKE DIPLOMA 受験 (2)
Sake Diplomaの一次試験は7月20日からですから、まだ時間がありますが、何度もテキストを読み返されることをお勧めします(細かなことも出題されると思いますので)。
昨年の合格ボーダーラインは8割を少し超えていたようですので、日本酒を多少ご存知の方もテキストをよく理解していないと合格は難しいです。
私が昨年の受験の時に作成した年号の纏めです。ご参考になさって下さい。
Sake Diploma 年号纏め
1768年 ボーメ 食塩の濃度が浮秤(ふひょう)を用いて計れることを発見
1788年(天明8年) 水車精米で15 kgを2日かけて精米歩合78%まで磨いた記録
1840年(天保11年) 山邑太左衛門(櫻正宗8代当主) 宮水発見
1859年(安政6年) 岡山の岸本甚造が雄町をみつけ、1866年に選出
1875年(明治8年) 八反草育成
1897年(明治30年) 矢部規矩治博士の名を冠しSaccharomyces sake Yabe発表
1904年(明治37年) 国立醸造研究所設立 ⇒ 1995年
1906年(明治39年) 灘「櫻正宗」の酵母より「きょうかい酵母1号」分離
1909年(明治42年) 山廃酛の実用化
1911年(明治44年) 第1回全国新酒鑑評会(広島杜氏の酒が上位独占)かれから利猪口使用
1917年(大正6年) これ以降「きょうかい酵母」は種別番号を付記して提供
1918年(大正7年) 河内源一郎により黒麹の白色変異株が分離(白麹の誕生)
1927年(昭和2年) 「吟醸酒」という言葉が初めて文献に載る(鹿又親氏)
1933年(昭和8年) 「祝」が「野条穂」から分離
竪型精米機登場
1973年(昭和48年) 日本酒peakの176万kl(課税移出記録より)
1978年(昭和53年) 「美山錦」(「たかね錦」へのγ線放射による突然変異種)
1982年(昭和57年) 吟醸酒ブーム
1985年(昭和60年) 「出羽燦々」(山形県と酒造組合、JRが開発)
1986年(昭和61年) 「みやぎ・純米酒の県」宣言(ササニシキ100%の純米酒造り)
1989年(平成元年) 「清酒の製法品質表示基準」(国税庁告示)(「特級」なくなる)
「越淡麗」、2004年に育成を完了。
1992年(平成4年) 日本酒「級別制度」廃止
1994年(平成6年) 「地理的表示に関する表示基準(旧表示基準)」
1995年(平成7年) 醸造試験場が東広島市に移転(現在は独立行政法人 酒類総合研究所)
2003年(平成15年) 1989年の表示基準一部改正 焼酎ブーム
日本酒の「長野県原産地呼称管理制度」スタート
2004年(平成16年) 純米酒の精米歩合規定(70%以下)撤廃
日本酒と単式蒸留酒の製造数量が逆転
2005年(平成17年) 「薩摩」、「白山」地理的表示
2006年(平成18年) 「増醸酒」廃止
2013年(平成25年) 「和食:日本人の伝統的な食文化」ユネスコ無形文化遺産登録
「山梨」地理的表示
2015年(平成27年) 10月に旧表示基準を全部改訂(すべての酒類を対象とした「種類の地理的表示に関する表示基準」を定める)
「日本酒」を新表示基準に基づき指定
2016年(平成28年) 「山形」を新表示基準に基づき指定