KIOTOPARISの日記

Wineと日本酒、その他楽しいこと

J.S.A. SAKE DIPLOMA 受験 (1)

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昨年から、一般社団法人日本ソムリエ協会(以下「ソムリエ協会」)によるJ.S.A. SAKE DIPLOMA認定試験が始まりました。

今年は第2回目になります。私は昨年受験し、合格しました。初回ということで、過去問題もなく、暗中模索の状態でした。今年受験される方へ、何らかのご参考になるかと考え、情報をシェアーします。お役にたてれば幸いです。

 

★合格率

ソムリエ協会のHPによると、昨年のSAKE DIPLOMAの受験者総数は3,515名(うち女性1,232名)、1次試験合格者は推定で1,994名、2次試験(最終試験)合格者は1,458名(うち女性512名)でした。合格率は41.5%です。

 昨年のソムリエ試験合格率23.5%、ワインエキスパート試験合格率33.1%に比べると41.5%は高いですが、SAKE DIPLOMAの試験が他に比べ易しいということではないと思います。

 

★昨年の1次試験の合格ボーダーラインは80点(100点満点)以上だった

昨年は初回でもあり、日本酒好きな方々、業界のプロの方々が多数受験したものと思われますし、口コミ情報では1次の合格ボーダーラインは100点満点で80点を超えていたようです(81 or 82点程度)。

ソムリエ協会の会員の方は昨年の試験問題にアクセスできますので、会員の方はご確認下さい。常識程度の簡単な問題もありますが、相当テキストを読み込んでいないと見当もつかない問題もあり、8割がボーダーというのはレベルが高いと考えます。

 

★今年の出願期間と試験日

今年の出願期間は2018年3月1日~6月29日です。今年から1次試験はコンピューターで解答するCBT方式とのことで、1次試験は2回まで受験が可能です。

1次試験は7月20日~8月31日の間に開催され、予約した日時に会場にて筆記試験60分。当然、点数が良かった方が採用されます。

受験料(ソムリエ協会非会員の場合)は2回受験の場合は29,760円と、1回受験より4,320円高くなっています。

2次試験は10月10日(水曜日)で、テイスティングが30分、論述試験が20分です。

 

受験申し込みをするとテキスト(教本)が送られてきます。昨年のテキストと比べて、正誤表の部分が直っているだけか、全体的に大幅な改定がされるかわかりませんが、昨年のテキストは写真・イラスト入りで204ページでした。

ソムリエ協会の教本(ソムリエやワインエキスパート用)に比べると、情報量としてはかなり少ないです。(その分、細かな内容まで試験に出題されるということになります)

 

★テキスト 

あと1ヵ月もしないうちに受験受付が始まりますが、テキストがダブっても構わないから直ぐにでも購入したいという方は、協会のHPにて購入できます。https://www.sommelier.jp/products/index.html

 

テキスト以外で参考になったのが、田崎真也会長が書いている「No.1ソムリエが語る、新しい日本酒の味わい方」(SB新書)ですね。

かなりの方が2次試験の参考にしていたようです。

 

テイスティング(2次試験)

昨年の2次試験は日本酒が6種類、焼酎が2種類のテイスティングでしたが、30分という時間でかなりの設問にマークが必要なので、相当に忙しい試験でした。

2次試験の対策は今からでも始めておいた方がいいですね。特に、アルコール添加(アル添)していない純米酒純米大吟醸純米吟醸特別純米酒純米酒)とアル添した大吟醸吟醸の違いがわかるようになること、生酛(山廃含む)とそうでない日本酒の違いなどです。

 

焼酎については後日記載しますね。

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